コラム
伊藤羊一さん|プレゼン勉強会「考えて伝える極意」
絶賛大ヒット中のビジネス書「1分で話せ」の著者である伊藤羊一さん(YAHOOアカデミア学長、グロービス経営大学院 客員教授、株式会社ウェイウェイ代表取締役)をお招きして、社内でプレゼン勉強会「考えて伝える極意」を開催いたしました!
「人生はプレゼンテーションだ」という言葉を聞いたことがあるくらい、プレゼンテーションは大切です。
プレゼンテーションというと、大勢の出席者を前にした打ち合わせの場で話をすること、とイメージされる方が多いかもしれませんが、それだけではありません。例えば、進捗会議で報告する、上司へ相談する、部下へタスクを依頼する、などなど、これらのコミュニケーション全てがプレゼンテーションと言っても過言ではありません。
なぜなら、プレゼンテーションの目的は、こちらから伝えることで相手が行動することを促すことだからです。
「聞き手に動いてもらうため」に伝える。
これが伊藤羊一さんのプレゼン勉強会の入り口でした。
コミュケーションは聞き手が決める
そもそも、我々は何のために「伝える」のか。
それは、聞き手に動いてもらうためです。
したがって「どうやったら、きれいに話せるか」ではなく「どうやったら、聞き手が動くか」を考えるべきです。
伊藤羊一さんのプレゼン勉強会の中でも特に印象的だったのが、このスライドです。
こちらが意図するように聞き手が動いてくれなかったとき、
「私はこう言いました」
「〜〜と話したつもりでした」
と言っていませんか?
こっちが言っただけでは、当然、聞き手が腑に落ちて行動することに繋がりません。
聞いてもらう→聴いてもらう(耳を傾けてきくこと)→理解してもらう→賛成してもらう、というプロセスを経てはじめて、聞き手が腑に落ちて行動することになるので、相手が行動しなかったということは伝え方のどこかに問題があるということになります。
どうすれば伝わるのか?
相手に動いてもらうためには伝え方を工夫する必要があります。
具体的な伝え方について、マーケティング用語である「AIDMA」を意識した伝え方で聞き手を動かす、ということも教えていただきました。これも非常に分かりやすく、すぐに実践できる内容ばかりでした。
詳しくは「1分で話せ」の中で紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。
全員が「考えて伝える極意」を身につけた組織
同じ組織にいる全員が、この「どうやったら、聞き手が動くか」という考えをもっていれば、コミュニケーションがスムーズに取れますし、結果的に仕事が円滑にまわります。
だからこそ、こういった土台となる考え方・スキルが重要なのだと思っています。
お忙しいところ貴重な場を作っていただき、伊藤羊一さんには改めて感謝を申し上げます。
ありがとうございました!