Case study

有限会社伊谷商店様|システムだけでない困り事を相談でき作業レベルで支援してくれる

有限会社伊谷商店様
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有限会社伊谷商店様は、人生の節目にあたる様々なシーンにおいて、衣装のレンタルや写真、食事やパーティーを含む様々なライフタイムイベントを総合的に提供されています。
エッグシステムは、ITプロシェアサービスをご提供し、DX化に向けた業務改善を行いました。

[お話を伺った方]
有限会社伊谷商店 取締役 柴田 杉子
(インタビューアー:株式会社エッグシステム・高橋翼)

現状把握できていない状況から売上・原価を商品別に把握へ

高橋:
初めはビザスク様経由で支援をさせていただきました。ビザスク様と鳥取県がDXの支援を始めたことがきっかけだったかと思います。柴田さんが自ら手を挙げたのでしょうか?

 

柴田様:
「やりませんか」とお声掛けをいただきました。
費用負担なくDXへの取り組みができるなんて!と思い、飛び込む感じでしたね。

 

高橋:
当時の貴社の課題感としてはどういった内容だったのでしょうか?

 

柴田様:
会社の売上アップに向けた業務改善をやりたいと考えていました。ところが、やりたくても現状がよく分からない。スタッフが辞めてしまったり、交代する時に引き継ぎが上手くいってなくて、担当者が使っていたGoogleスプレッドシートやExcelはどこにあるんだっけみたいになことがよく起こっていました。

折角労力かけて作ったのに、担当者がいなくなると使われなくなる…という繰り返しなんですよ。なので、また1から作り直すのですが、以前使っていた資料とはちょっと違う形になるので、過去と比べにくいという…。

 

想定していたよりも利益率は良かったことが分かったのですが、逆に写真事業は採算が悪く、商品設計自体が悪かったことも分かってきました。それが今回の一番大きな気づきでした。

 

高橋さんみたいに、マンツーマンで実行しては振り返って改善して…と、ある程度長い期間お付き合いしていかないといけないなと感じましたね。短い期間だけちょっとやればいいというものではなかったなと。実ははじめの3ヶ月ぐらいやればパスッと解決すると、もっと簡単に考えていたんですよ。

 

高橋:
確かに他社様でも、ある程度長く取り組みをしないと、成果がでないケースは多いですね。

3ヶ月間だと、正確に現状を把握するため、現状調査や課題抽出を行い、改善の方向性を決めるぐらいまでしかできないことが多いです。そうすると、伊谷商店様のように3ヶ月以降も延長で引き続きご支援し、まずは1個目の課題から改善していくという進め方となります。短くても半年くらいは必要ですね。

 

柴田様:
そうですよね。

 

手を動かしながら支援してくれる

柴田様:
それとエッグシステムさんでありがたいのは、アドバイスだけでなく、作業など手を動かしながら支援してくれる点です。

コンサルで「こういうことをしてくださいね」とアドバイスされるだけだと、理解はしてもなかなか進まなくて状況が変わらないことが多いです。やることばかり蓄積してしまい、打ち合わせが楽しくないというか・・・すごくしんどくなるんですよね。だから作業をやってもらえるというのはありがたいと感じています。

 

高橋:
ありがとうございます。

 

柴田様:
作業する点においても、私がやるのと高橋さんがやるのとだったら、効率性も違うじゃないですか。やっぱり得意な方にやってもらうという良さは感じますね。

 

高橋:
確かにそうですね。

少し前の話しになりますが、弊社(高橋)を選んでいただいた理由や一番初めの商談時の印象などをお伺いできますか?

 

柴田様:
まずは年齢が高くない方へ依頼したいという思いがありました。これからの仕事は、新しい情報や考え方を持つ若い人に助けてもらうのがよいと思っていました。経験はもちろんですが、話しやすくて、今後の打ち合わせが楽しみになるように感じまして、個人的には高橋さんの印象が非常に良かったですね。

 

高橋:
ありがとうございます!

 

柴田様:
Zoomの商談では逆の経験もありまして、背景が自宅のカーテンで、格好がスウェットで・・・という方もいました。ビジネスというよりも自宅での私生活感が出ているとお願いはしづらいと感じました…。

 

高橋:
確かにそうですね。あまり日常感が出過ぎてても・・・。

 

柴田様:
そうなんですよね。高橋さんの場合、いつも背景が白色で会社のロゴが入った画像を使っておられて、画面を通じて清涼感も伝わってきました。Zoomでもやっぱビジネスなので、プライベート感は必要以上に出ないほうがいいですね。

 

 

システムだけでない困り事をぶつけられる「街の電気屋さん」

高橋:
弊社へご依頼いただき、よかった点を改めて振り返るといかがでしょうか?

 

柴田様:
システム会社の営業担当者から話しを聞いていると、システムの導入メリットを感じますが、実際に導入に向けた設定などを進めてみると、非常に難しいと感じています。

結局、難しくてやりきれないから高橋さんに相談していて。システムの設定だけではない、事業や業務としてのあるべき姿などもアドバイスをもらえたり、相談できるのはありがたいと思いましたね。

 

本来自分がやろうと思ってたことでも、結局専門家に相談しないと自分一人では解決できないということが、意外と溢れています。気がつかないけどそういうお悩みの方、他にもいらっしゃると思うんですよね。

 

高橋:
確かに、そうですね。先日導入を進めた販促関係のシステムは特にそうでしたね。

 

柴田様:
高くを望めば望むほどシステム上の設定が複雑になりますが、運用してみると本当はもっとシンプルで、もっと根幹的なエッセンスに絞るべきだ、ということに回り道をしながら辿りつくものなんですね。

 

システムだけでなく運用方法や本質的に検討すべきことなど、本来の課題から違うこともたくさん相談させてもらいました

売り文句にしていいかどうか別ですけど、エッグシステムさんは「街の電気屋さん」みたいな印象です。お困り事をぶつけられるというか、エッグシステムさんの対応範囲と合致しているかどうか分からないですが、ウェルカムで答えてくださるところが、非常にありがたいと思っています。

 

高橋:
ありがとうございます。
何でも相談できるポジションというのは、まさに弊社として目指している姿でもあります。

 

柴田さん:
結局小さい困り事が一つずつ解決しないことには、大きな課題が解決できないんですよね。

最初から高いお金を払って、志高くいろいろとやろうとしても、意外と解決の糸口は違うところにあったりするので、やっぱりこの「街の電気屋さん」のような、何でも相談ができて、実働もしていただけるのはありがたいです。

 

社員だと辞めてしまうリスクがあるので、もしかしたらずっと専門家の力を借りていくべきなのかもしれないなと思ったりもします。

これからの時代は、絶対にシステムエンジニアが会社に一人はいないといけないと個人的には思っています。でも社員だといつまでいるのか分からないわけで、だったら外部の専門家の方と長いお付き合いをしたほうがいいような気がしますね。

 

 

DXが進まない要因となる隠れた課題を見つけるためにも雑談を

柴田様:
それともう一つ、良かったと感じた点についてです。

たまに雑談で終わる日もあったかと思います。お互い経営者としての雑談や世の中の動向傾向や業界の話しです。そういう雑談がゼロで、目の前の仕事の話しだけだと一見効率がいいようですが、そうでもない気もしています。

 

高橋:
やり過ぎは良くないとは思いますが、そういう雑談はあった方がよいと私も感じていました。

 

柴田様:
今回も大きな目的としてDXがありますが、上手く進まない課題が隠れている場合もありますよね。だから、会社の事情が分かるぐらいの雑談があると良いですね。

そういった雑談含め、高橋さんはホスピタリティが高いのではないかと思っています。結局は全部がサービス業ですからね。

 

高橋:
そう言っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。

 

柴田様:
いろんなことに興味を持っている、伸びていく人という印象があり、若い人と一緒に仕事をしたいとは感じていました。

 


 

社名

有限会社伊谷商店

設立

1976年

従業員数

9名
※2024年4月時点

事業内容

貸衣装、ウェディング、フォト、式場・レストラン運営

・ブライダルコア伊谷
https://itani-shop.com/

鳥取砂丘の結婚式場
https://www.raygarden.jp/

・Magical Photo Work
https://photo.itaniblog.com/

会社URL

https://idani.co.jp/

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